森林破壊

自然の回復力を超える樹木の伐採により森林が減少

　私たち人間にとって大切な森林は、動物や昆虫にとっても大切な場所です。
その森林が今、私たち人間が原因で破壊し始めているのです。
　熱帯雨林では世界の生物種の半数あまりが生息していますが、森林焼却や焼畑耕作が原因で、現状のままだと今後３０年間で熱帯雨林に生息する生物種の５〜１０％が絶滅すると予測されています。
生物だけではなく、私たち人類もそうなるかもしれません。
　現にサハラ砂漠・南アフリカ・東南アジア・カリブ海では、森林を失ったために自然災害に見舞われ砂漠化や、土壌侵食で農業生産が落ち込み、水や薪炭の不足に苦しめられ、国の存続さえ危ぶまれる国も多いのです。
　それだけではなく、森林は「二酸化炭素」の吸収源であるのに、森林焼却により何十億トンもの二酸化炭素が大気中に放出されたり、木々を伐採すれば森林が貯めこんでいた二酸化炭素までもが環境中に戻されてしまい、地球温暖化は更に進み、地球全体の環境が変わってしまうのです。
そうなれば、私たちの未来は一体どうなってしまうのでしょう・・・。

　そうならない為にも、破壊したり木材の資源の供給地として利用できるかを明確に把握し、どこまでの汚染なら森林に被害が及ばないのかを見極め、汚染を減らしていきましょう！！